04

CGCコース

CGC

OUR COURSE

コース紹介

コース紹介

遺伝カウンセラー養成プログラムは、北海道大学大学院医学院 医科学専攻 修士課程公衆衛生学コース(2年コース)に2024年度より創設され、高度な臨床遺伝と医療倫理の理解を背景としたゲノム医療のインターフェースとなる人材の養成を目的としています。遺伝カウンセリングの専門家として要求される遺伝カウンセリングの基礎と実践技術および態度を習得し、同時に遺伝カウンセリングにおける教育・研究者として必要な能力を身につけます。本コースを修了することにより、認定遺伝カウンセラー認定試験の受験資格を得ることができます。コース修了後には修士(公衆衛生学)を取得できます。

主な教室の活動内容

  • 認定遺伝カウンセラーの人材育成
  • 医療倫理学的事項への助言・検討
  • 臨床遺伝学・医療倫理学が一体となった教育研究活動

研究テーマ

  • 出生前検査提供体制における医療と行政の連携に関する研究
  • ゲノム医療における二次的所見の取り扱いに関する研究
  • 遠隔遺伝カウンセリングに関する研究
  • 遺伝情報に関する心理社会的リスク指標に関する研究
  • 骨系統疾患の臨床遺伝学的研究
  • 難病・未診断疾患の遺伝学的検査に関する研究

入試情報

令和6(2024)年度 臨床遺伝学・医療倫理学教室
遺伝カウンセラー養成プログラム 院生募集

募集人数: 若干名
入試日程:(今年度終了済)

区分 出願資格審査申請期間 出願期間 出願日 合格発表
前期 2023年
6月9日(金)~13日(火)
2023年
7月4日(火)~7日(金)
2023年
8月16日(水)
2024年
9月1日(金)
後期 2023年
11月24日(金)~28日(火)
2023年
11月24日(金)~28日(火)
2024年
1月16日(火)
2024年
2月2日(金)

募集要項:
北海道大学大学院医学院HPに掲載
学生募集要項(北海道大学大学院医学院HP)

※募集要項の実物を医学院教務担当からお取り寄せの上、ご確認ください。
北海道大学医学系事務部総務課医学院教務担当
TEL: 011-706-5018
E-mail: d-tanto@med.hokudai.ac.jp

必要事項:
受験希望の方は、願書提出前に必ずメールで、下記までご連絡ください。
責任者(山田崇弘)との事前面談が必須になります。
E-mail: clinical-genetics@pop.med.hokudai.ac.jp

CURRICULUM

カリキュラム

カリキュラム概要

カリキュラム概要

開講科目
(遺伝カウンセラー養成プログラム必須)

講義科目

基礎人類遺伝学

認定遺伝カウンセラーとしてあるいは遺伝医学・遺伝医療を志す者として最も基本的な事項(メンデル遺伝、非メンデル遺伝、細胞遺伝学、分子遺伝学、集団遺伝学など)について理解する。

がんゲノム医療学

ゲノム解析とがんゲノム診断に基づく個別化医療の現状を学び、今後のゲノム医療中核を担う人材を育成する。

統合がん診断治療学

固形がんの診療に必要な基礎的知識を習得する。

演習科目

基礎人類遺伝学演習

認定遺伝カウンセラーとしての基礎知識となる染色体・遺伝子の分析について演習を通じて体験する。臨床現場で行われる画像診断、医学的フォローの実践について学ぶ。

臨床遺伝学演習(ロールプレイ演習)

遺伝カウンセリングの構造・流れを適切につかみ、主訴・経緯の確認からアジェンダセッティング、情報提供および意思決定支援と、全体を通じてカウンセリングマインドをもって対応できることを目指す。

講義・演習科目

臨床遺伝学・医療倫理学

実際の遺伝カウンセリング症例を提示し、遺伝的問題、医学的問題、療養問題、社会的問題、法的問題、倫理的問題、心理的問題などについて、 学内外からのカンファレンス参加者とともに、徹底的な討論を行う。

遺伝医療と倫理社会

遺伝医療を中心とした医療倫理の基本について学び、社会的な基盤を含む日本の遺伝医療の現状について理解する。

臨床遺伝学・遺伝カウンセリング

遺伝カウンセリングの基本的な考え方、モデル、現状などを理解する。また、代表的な疾患について、チーム医療としての遺伝医療に参加することのできるレベルの知識と考え方を身につける。

遺伝カウンセラーコミュニケーション概論

コミュニケーションという観点から、遺伝カウンセリングの重要なテーマについて、院生自身が主体となってディスカッションを行い、互いの学びを共有していく。クライエント・家族の支援のためのコミュニケーションは勿論のこと、チーム医療のメンバーとして、異なった専門性をもつメンバーとのコミュニケーションのあり方について学ぶ。

実習科目

遺伝カウンセリング実習

実際のクライエントに対して、遺伝カウンセリングの陪席、家系図の作成、電話フォローアップ補助などを行う。

基本公衆衛生学研究

実際の遺伝カウンセリング症例を提示し、遺伝的問題、医学的問題、療養問題、社会的問題、法的問題、倫理的問題、心理的問題などについて、症例ミーテイング参加者とともに、徹底的な討論を行うことを通じて臨床遺伝学研究・遺伝カウンセリング研究の基本と方法を身につける。

基本公衆衛生学研究

MESSAGE

CGCからのメッセージ

遺伝カウンセリングでは、遺伝に関する不安や悩みを抱えている患者さんやそのご家族に寄り添い、一人一人が自身にとって最適な選択をできるようサポートします。そのためには、遺伝に関する正しい知識や、患者さんと取り囲む家族やまわりの人まで視野に入れた心理的支援、様々な診療科との連携が欠かせません。

北海道大学の遺伝カウンセラー養成プログラムでは、臨床遺伝専門医の先生方を中心とするスタッフとともに、多種多彩な疾患の遺伝カウンセリングに陪席することができます。また、充実した講義や演習、日々のカンファレンス等を通して、遺伝カウンセラーとして実際に働くために必要な知識と遺伝カウンセリングのスキルを身につけることができます。

日々進歩する遺伝医療について、一緒に学び、濃密な2年間を過ごしてみませんか?ご興味がある方、いつでもお待ちしております!

CONTACT

CONTACT

お問い合わせ窓口

011-706-7056 011-706-4985

受付時間:9:00~17:00(土日・祝を除く)

担当:柴田有花/向中野実央/藤田穂波

始めに「遺伝の相談」とお伝えいただければ、
その後は担当者が対応致します。